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False Islandに参加中、Stella Hartnett(1115)のPLによるなんやかや。
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強く、濃い、一切の混ざり物を許さない、紺碧。
どこまでも、どこまでも、深く、高く、無限にすら感じる、深い青。
単色の視界に、眼差しの指先を押し返すものは無く。
ともすれば、引き込まれる感覚は、溶け込むように拡散し混ざり合い――
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空を裂く音と共に飛来した何かが、次の瞬間澄んだ音を立て弾かれる。
咄嗟に身を交わし、確認できたのは、目標を外れ、石畳に転がる一本の金属針。
身に染み付いた経験が、身構え、反射的に投擲された方向へと向けられる。
刹那、視界に映ったのは、雲間の光に一瞬煌めく、複数の金属針だった。
一口、金属製の杯に口をつけ、中の液体を口に含み、飲下す。
独特の香味が鼻から抜けると共に、熱い液体が咽喉から胸、腹部へと至り、
冷えた大気によって熱を奪われ、強張った身体を穏やかに暖める。
杯を下げ、湯気の消えた視界に映るのは、白み始めた明け方の空だった。
爆音と共に巻き上げられた砂が、周囲に降り注ぐ。
辺り一面の、岩石と砂のみで構成された、乾いた大地。
舞い落ちる砂と、吹き抜ける乾いた風、そして、渦巻く咆哮、悲鳴、呪詛。
そのうち、悲鳴を発している源は、自分自身の咽喉だった。
最後の強い踏切と共に左足が大地を離れる。
次いで、一瞬右足裏に返る堅い幹の感触と、伸ばした両腕に掛かる力。
勢いのまま身体を回すと、視界が巡り、世界が巡る。
白の混じる青、緑が吹き飛ぶように視界をかすめ、最後に訪れるは茶の色彩。
プロフィール
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ステラ(1115)PL
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