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False Islandに参加中、Stella Hartnett(1115)のPLによるなんやかや。
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軽い手応えと共に、刀身がその姿を現す。
確認のため灯に晒した刃の上を光が滑り、何処にも欠損の無い事を示す。
華美、ではないが、無骨でもない。
そんな、何処にでも手に入るようなありふれた短剣だった。

最後に、くるくると転がすように刀身に歪みが無い事を確認すると、
粗末な革製の鞘に差し込み、身につける。

準備は整い、時は満ちた。



備え付けの卓上に置いてあったザックを担い、
ランプのシェードをずらし、火を吹き消す。

途端に室内には闇が満ち。
否、窓の向こう側、雨除けの木戸の隙間から微かな光が室内へと侵入していた。

どうやら、既に夜は明けたようだ。



同行者、といっても、島で出会った行きずりの者達だが、
約束の時間にはまだ余裕があるが、そろそろ出発すべき時間だろう。

吐息、そして大きく息を吸い込み、気合を入れる。
扉へと向き直り、大きく一歩を踏み出し、歩み始める歩調は速い。

扉の向こう、宿の廊下からは、既に慌しい喧騒が微かに聞こえ始めていた。
詳細は諸説有るが、先日ようやく進入が可能になった例の遺跡。

まず間違いなく、その探索へと出向く者達だろう。
この宿に限らず、この界隈に滞在しているのは皆その手の探索者だ。

扉のノブに手をかけ、躊躇い無く開け放つ。
謎の招待状、人外の探索者達、人知を超えた遺跡。

果たして、突き進み、踏み込むその先に待つのは、栄光か破滅か。





                               或いは――
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